FX取引と投資スタイル

 FXの取引きのルールは極めて簡単になっており、これをどのように使い分けていくのかによって、様々な投資のスタイルが生まれ、投資家それぞれのオリジナルの取引きを行うことができます。

FXでは、異なる二つの通貨を一組のペアとして銘柄にし、為替相場のレート変動を利用しながらこれを相互に売買をしていって、その通貨価値の変動から利益を求めていく投資を行っています。

注文には、取引きを始める新規の注文と、取引きを終了させる決済の注文があり、この2回の注文で一回の取引きが完了します。
また、注文の種類には通貨を買う注文と、売る注文があり、買い注文から始めた取引きは売り注文で終了し、売り注文から始めた取引きは買い注文で終了します。
こうして、新規注文と決済注文の間で通貨を保持することになり、この保持している間に側せレートの変動が起きて通貨の価値が変わっていくのです。

FXでは、この通貨を保持している時間によって、大まかに投資のスタイルを分けて呼んでおり、一回の取引きの時間が数十秒から数時間単位で終えるものを短期取引、数日から数週間に及ぶものを中期取引、数か月から数年を要するものを長期取引と、おおよそに分けています。

この三つの取引スタイルの線引きは難しいのですが、それぞれの取引きの特徴やメリットとデメリット、それを用いる目的などが、だいぶ違っているのです。

短期取引では、通貨を保持している期間が短く、また為替相場の変動にきめ細かく対応できるために、急な相場変動などによるリスクに遭いにくく、為替レートの変動を無駄なく利益に変えていくことができるために、短い時間の間に大きな利益を上げることができます。
しかし、取引きを行っている間は常に為替相場を目の前にしなくてはならず、また、刻々と変わるレートの動きに対して、利益や損失の試算を繰り返し続けながら、新規の注文を決裁の注文を何度も行い投資をするために、体力的にも精神的にも大きな負担を払う必要があり、また時間的な拘束はもちろんの事、高いFX投資の知識と技術がなくては、行うことができません。

長期取引では、利益の出し方そのものが違っており、通貨の金利差であるスワップポイントというものを求めていき、日ごとに集計されて通貨の決済時に清算されるこの利益を、長期間にわたって積み上げていく投資スタイルになります。
このために、一回の取引きを数か月、数年という単位で行うために、こまめな注文を入れることがなく、精神的には非常に負担の少ない取引きとなっています。

しかし相場の変動のリスクに常にさらされることになりますので、為替相場の監視を常に行う必要性があり、このリスクを小さくするために、取り扱う通貨量に気を配ることも求められます。
また、金利は定期的に見直されますので、この確認を怠ってしまうと、スワップポイントの利益が少なくなったり、金利差が逆転してコストとしてスワップポイントを支払わなくてはならない状態になることもあります。

中期取引は、この両方のメリットとデメリットを兼ね備えているために、バランスのとり方が難しくなりますが、比較的に時間を使いながら相場の変動などを予測していくことができるために、扱いやすい取引方法であることから、多くの投資家がこの中期取引でのFXを投資スタイルとしています。

このように、FXは2種類2回の注文だけで成り立つシンプルな投資取引になりますが、その開始や収量のタイミング、取引きの目的やリスクの回避方法、投資家のスキルによっても様々ですので、いろいろな取引の方法を試してみることをお勧めします。